★なぜ英語学習がむずかしいのか?
以下の理由が英語学習を困難にしています。このことを最初に理解すれば、
逆に英語学習計画が立てやすくなります。
1)発音が全然違うのに学校でまともに習わない。
そもそも英語と日本語の発音体系が全然違うのです。
なのに中学校、高校でまともに発音のカリキュラムがなかったし、
日本人教師も正しく英語が発音できない人たちゴロゴロいました。
この状況は現在も続いているみたいです。
さらに発音を勉強する市販の教材も案外少ないです。
2)言語体系が全然違う。
疑問文の文章配置にせよ、前置詞にせよ、英語は日本語の概念とはずれています。
以下のサイトには
Language Learning Difficulty for English
英語ネイティブにとって、日本語はもっとも学習困難な言語の1つに分類してあります。
3)目的に合わせた学習アプローチをしていない。
英語を勉強すると言ってもどこまでやるのか決めないと果てしない英語の海に溺れてしまいます。職場がTOEICの点をとれと言ったならとりあえずTOEICで会社が求めるスコアの取得を目標にして、もっとも得点効率の良い学習法を選択しましょう。
逆に英語で外国人の友達とスカイプチャットがしたいならTOEICのビジネス単語なんか覚える必要がありません。
4)学校の教科書や大学入試のネタが重いものが混在して、読んでも楽しくない
英語で人権問題とか社会問題とか哲学とか書いてあったら、日本語で読んでも重いのに
英語だとさらに勉強意欲が薄れます。学生には必要なことかも知れませんが英語で学ぶ必要性は一切ありません。文法や不規則動詞の単純記憶でも萎えてくるのにさらに重い内容だと英語嫌いになるのは当然です。ここらへんは学校英語教育関係者は改善してほしいと思います。
5)情報が氾濫しすぎている。
書店にいくと英語学習本が山盛りありますが、玉石混合です。英語を学習を開始すると分かりますが、英語学習法や教材がそれぞれ非常に使いづらいとか、やっても実は効果が無いとか、トリッキーすぎて一般人には真似できないといったものが数多くあります。
あと、私の体験からいうと聴くだけで上達するとか、音読だけでよいとか、の宣伝文句があり場合、商業主義が先行し効果が眉唾ものが多いですね。
英語完全上達マップの森沢さんのようにキチンと体系的に解説がしてあり、かつそれに合わせた教材も存在するといったことが少ないのです。
6)程度の差はあれ、取得するのにそれなりの時間がかかる
一般に英語実力が一人前になるには3000時間かかると言われているのですが、
3000時間だと1日2時間毎日勉強しても3年弱かかる計算です。
そうすると上記のように情報が氾濫しており、かつ発音、言語体系が違うなかで、
間違った方法だと一向に英語の実力が上達せず、結局、挫折して、脱落してしまい、最終的に英語学習を困難なものとしています。
よって、学習モチベーションを落とさずに継続的に、
発音、聴く、書く、読む、話す、日本語が使えない外国人との英語コミニケーション取るを
バランス良く適切な順番で学習することが大事なのです。